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東京大田区|狭小地の施工例

 

誠に東京の敷地は狭い、法令も厳しい、だから設計も厳しくプランニングが難しくなる。よくテレビで狭小地のリフォームや新築など紹介されており、中にはアクロバットな間取りで視聴者の目を楽しませてくれますが現実は厳しく道路斜線、北側斜線、東京は北側斜線より厳しい第1種高度地区なるものがあり設計段階でぎりぎりの攻防に迫られ難渋しながらお客様のご要望に応えなければなりません。

またテレビではアクロバティックなプランを提案していますが中には「ん、」これ大丈夫なのという疑問を感じるときがありあまり構造や雨仕舞いを考えず、メンテナンスにお金がかかるプランは提案できません。それでいてお客様に満足して頂くプランを作るには充分な説明も当然必要になります。

では、写真を紹介します。

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土地の形は京都によくある敷地の形態で間口が狭く、奥行が長い敷地でした。この敷地は裏が電車の線路があり、東側隣地は軒先が空中越境しており、道路側には電柱と消火栓がありました。設計段階で最初は天空率を使って少しでも3階部分の天井を下げたくなかったのですが東京の第一種高度地区の前では天空率は粉砕し使えない事が判明し、苦労したのを覚えております。外観は白と黒を基調としたサイディングに仕上げました。

 

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玄関と階段です。玄関のポーチが一段ですが、敷地が狭くても駐車スペースと数台の自転車置き場は確保したいです。それで何とかクリアできるプランを配置にしました。お客様のご要望で家には外壁同様白と黒の基調を使っております。

 

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キッチンのリフトダウンです。これだと背の低い人や高齢者の方なども手軽に収納から物が取り出せます。右写真は半畳タイプの畳を市松模様に仕上げました。

 

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3階部分の部屋で天井が一部下がっておりますが冒頭で述べた第一種高度地区にあたる部分を下げたので写真のように一部天井が下がっております。一番低いところでも2m近くありますので生活するに特段不便になる事はないでしょう。

 

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最後の写真は壁付けの室内物干しです。使わない時は窓上部にある収納ボックスに収納できますので便利です。最近室内干しが増えましたね、花粉症の時期の方は花粉が気なりますし、都市部や県道沿いの人はせっかく洗濯したものが排気ガスなどで洗濯物が汚れるから室内干しが増えたのだと思います。また社会的な背景もあり、夫婦共働きが増えたのも大きな要因ですね、あと最近話題になっている中国のスモッグ、PM2.5ですか。いずれにしても室内の物干しは便利です。

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