素敵な家をプロデュース

基礎仕様

ベタ基礎が標準です。

今はどこの会社でも建売でも標準の基礎、ベタ基礎が当社の標準です。

早速写真を紹介しましょう。

ベタ基礎を行なう前にやり方、根切りをし砕石を入れ入念に転圧をします。図にすると以下のイメージ図のようになります。

ベタ基礎と書いた文字のすぐ上に砕石らしい絵がありますが、これがそうです。これが砕石で転圧を致します。

これらの写真は当社の現場写真です。下の写真は一部駐車場にする為に深基礎となっておりますので段差が出来ております。ビニールが被せてあるのは防湿シートで基礎下からの湿気が床下に上がって来ないよう、充満しないよう止める為のビニールなのです。昔はこのような処置をせず、また布基礎が多かったです。場所により地下水位が高いところもあり、床下の換気が充分足りない場合土台大引きが腐朽しやすくなっておりました。

土台大引きが腐ると家は傾き倒壊しやすくなります。現在では建物を長寿命化するには必須の工程になっております。

基礎の配筋の写真です。物差しでピッチを計っております。JIOの検査では写真提出は義務付けされておりますので監督は毎回写真撮影をする事になります。この写真の現場は一部ピッチ幅150ミリにしなければならずその証明写真を撮っています。

当社では標準の配筋ピッチは異型鉄筋13ミリを200ミリ間隔で結束します。公庫仕様は確か10ミリの異型鉄筋を300ミリ間隔あれば良かったので当社の標準はそれより強い配筋となっています。まあ、今殆どのビルダーの標準が当社と同等の配筋仕様となっていますが・・・

それでこの現場は何故ピッチ間隔が150ミリなのでしょう。実は基礎仕様を決定するには間取りから構造計算をしない限り正確な基礎仕様は決定できないのです。この家の場合は長期優良住宅仕様という事で2階建ての木造住宅でも構造計算が必要でした。リビングなど大きな空間を作る場合は耐圧盤を強化しないといけないケースが多く、リビング部分は構造計算の結果、13ミリを150ミリピッチで配筋しなさいという計算結果を元に基礎を作りました。

この写真は水道工事の事前処理で、配管部材が斜めになっていますね、これは長期優良住宅では劣化を防ぎ長持ちさせる項目があります。この基準を満たす為に専用配管、つまりさや管を事前に入れないといけない事となっておりますのでその工事の雰囲気をお伝えする為に撮りました。

耐圧盤のコンクリートを流し込むとその次は立ち上がりの部分を仕上げねばなりません。その写真です。

基礎の天端レベルをキチンを出す為にしっかり仕上げている写真です。この基礎天端が狂う、つまり不陸(平でない)があると床が平坦になりません。まあ、補助の部材があるのでこの不陸は修正できますがキチンと出す事に変わりはありません。

基礎立ち上がりが済んだ写真です。アンカーボルトもキチッと立ち上がり幅の中心付近に潜んでいます。また玄関部ポーチ部分も素地で仕上げています。

基礎工事はここで終わりますが、仕様としまして基礎パッキンがどんなものかご紹介します。

当社は城東テクノの基礎パッキンロングモルタル止付を採用する基礎パッキング工法を採用しております。クリックして下さい。大きな画面になります。

ただの基礎パッキンロングだけでなく、モルタル止めを使うのには理由があります。基礎立ち上がり部分は建物を引き渡す直前に仕上げとして化粧モルタルを打ちます。この時左官屋さんが誤ってせっかく基礎パッキンの通気部分をモルタルで詰めてしまう事があるからです。これを確実に止める為のモルタル止付パッキンなのです。

施工例写真を紹介しますと

これらの施工写真では先ほどのモルタル止めが見えていませんが、外部に使う基礎パッキンには採用してます。なお当然の事ながら内部の立ち上がりには採用しておりません。またここでの写真はありませんが、玄関土間部分など一部には通気のない基礎パッキンロングを使用いたします。ここらは逆に通気を無くさないといけないからです。

では、基礎仕様については終わる事とします。

2012年3月31日

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