素敵な家をプロデュース

新築やリフォーム・不動産の保証は

注文住宅の保証・完成保証はそれぞれです。

施主にとっての心配事は尽きない、このホームページで再三にわたり家を購入するまでの注意点やビルダー側の思惑などを分かりやすく不十分ではあるがお伝えしたつもりである。

しかしそれでも施主側でコントロールできる要件は少なく本当に安心して任せて大丈夫なのだろうかという疑念はなかなか拭えないものです。  その大きな不安要素がいわゆる保証関係だと推測できます。

近年各メーカーは色んな保証システムを構築させユーザーの信頼と安心を勝ち取るため20年保証だの50年保証だのとこぞって保証システムを充実させています。 これにより住宅産業界も車とかパソコンのように保証がついて当たり前の業界にまで高めました。

そして姉歯ヒューザー事件を発端にある制度が導入されました。家を新築した場合、全棟住宅瑕疵担保責任保険というものが付くようになりました。この保険が付かない新築住宅は法律でありえなくなりました。では住宅瑕疵担保責任保険とはどんな制度でしょうか?

住宅瑕疵担保責任保険とは、新築住宅の売主等(建設業者・宅建業者)が、住宅瑕疵担保責任保険法人との間で保険契約を締結し、その住宅に瑕疵が判明した場合、その補修費用等が保険金によりてん補される制度です。
保険への加入にあたっては、住宅の工事中に検査が行われます。
また、売主等が倒産していて補修が行えない場合等は、発注者や買主が住宅瑕疵担保責任保険法人に瑕疵の補修等にかかる費用(保険金)を直接請求することができます。

という内容です。皆様ご記憶に新しいかと存じますが、姉歯ヒューザーの問題でヒューザーが破産しました。これによりマンション購入者が保証を求めても保証などできる訳がありません。 これでは国民は安心して住宅の購入が出来ないと言う事で出来た法律です。要するに何かあっても対応できるような資力の確保をせよという事です。

瑕疵担保責任保険の検査

当社は全棟JIO(日本住宅保証検査機構)を使っております。そこで検査を行なってもらうのです。以前この法律が出来る前は合計4回の検査を実施していましたがこの法律以降3回にしております。

4回の内容は
基礎配筋検査、躯体検査、防水検査、完了検査 の4回です。これが現在の法律では基礎配筋検査と躯体検査の2回でOKという事になっております。ここで「ん、防水検査は行なわないのか?」と疑問を感じる人は建築を知っている人です。

そうです、建物で一番多いクレームの一つが防水関係で、建物が完成してからだと原因の特定が難しい内容の問題なのです。これを政府は義務付けしておりません。何故義務付けないのか私は国土交通省に問い合わせをしたのですが、私が電話をしても変わるはずもなく現在も義務付けされておりません。ですから当社の場合はJIOにオプション設定しております防水検査を必ず検査項目に入れて検査をして頂いております。このあたりの経緯は以前ブログで紹介させていただきました。暇があったら読んでください。

話し戻します。もちろん現場では防水に関わる職人さんがチェックしています。そして当社現場監督も目を光らせチェックしています。ですが更に第3者がチェックすればかなり安全に向かうはずです。

と言う事で検査は3回しております。

ちなみにこのJIOの検査は厳しく不手際があったりすると即お客さんに連絡を入れます。 施工業者の面子も関係なくです。  いくら不注意で見落としの部位があり、指摘され後でやるからと言っても連絡されます。 どうですか? うるさいでしょう。 でもこれぐらい検査が厳しいとお客さんは安心しませんか?

無論、指摘された箇所は再検査になり、再検査の後合格しないと次の作業に進めません。

またそれを無視して作業を進めますとペナルティとして瑕疵保険は発行されません。 安心です、本当に。

住宅瑕疵担保保険は10年間です。 しかしメーカーにより20年保証する所もあります。これは品確法と同じで新築住宅の「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」になります。分かりやすい部位で言いますと屋根、基礎、躯体です。

なおJIOの場合、10年目点検は無料で行いますがその時、屋根や壁にメンテナンスをやって頂く事になります。 これは有償ですがこのメンテナンスをして初めて次の10年が保証されるのです。

え、なんやて。 と思うかもしれませんがいくら高性能な建物といえど劣化します。 この劣化に対して20年無償で保証するにはそれなりのメンテナンスをして頂けなければならないのです。 どんな大手ハウスメーカーさんでもメンテナンスなしに20年、50年の自社保証は行なわないと思います。 一度確認のために聞いておくのも良いでしょう。 50年保証するというメーカーさんもあるんです。 常識で考えてどんな保証なのか知っておくべきだと思います。

2011年1月13日

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