イメージ画像

制震という地震対策商品を紹介します。

地震に備えて家族の安全と家の資産を守る!

これから家を建てるなら地震対策は必須項目と言えるでしょう。 2011年3月11日午後2時46分、未曾有の大地震が東北地方を襲いました。M9.0の東日本大地震は想定外の地震、1000年に一度の地震と報道され、実際の被害は地震より大津波による被害が甚大で、地震による建物倒壊による被害の比ではありませんでした。



全てが水に飲まれ町の形などなく瓦礫の山となり戦後最大の災害となってしまいました。3階建ての屋上に乗用車が乗っかるのですから言葉で表現できないぐらいの災害です。


そして原発事故、絶対安全と言ってましたが想定外と片付けられそうです。この事故がきっかけで世界では原発に対する反対の気運が高まってきています。


この場を借りて今回の地震で亡くなられた方のご冥福を心からお祈りたいと思います。また被災された方の少しでも早い復興を祈念いたします。

さて住宅に対する地震対策ですが、お勧めの地震対策があります。それが「制震」という第3の地震対策です。地震対策には地震に耐える耐震、地震力をかわす、免れるという免震、そして地震力を吸収する制震という方法があります。


なぜ地震対策が必要かと言えば、それは昨今大きな地震が頻発しているからです。地震は一生の内の大きな災難ではなくなり度々起こる災難となりました。神戸の地震の時は500年に一度と言われました。それで性能評価で最高等級が数百年に一度の地震の1.5倍の強さを求める事になったのです。


それが今回の地震は1000年に一度と政府は言っております。人の一生はたかだか80年です。それで500年に一度、1000年に一度は想定外という政府の発表は、言葉の遊び、戯言、詭弁としか受け取らざるを得ません。この時間軸のスパンを信じて今後大きな地震は来ないだろうというスタンスは希望的観測に過ぎず、もはや大誤です。


何を信じて良いのかではなく、自分や家族の身を守るために「誰それがこう言った」ではなく、出来うる限りの地震対策を講じておくのが知恵ある人の態度と言えます。備えあれば憂いなしです。


そして、また地震は多くの方が今回経験しているように意外と揺れる時間が長いのです。他の記事にも書きましたが関東大震災は2分弱、強烈な揺れが起きています。今回の東北大地震も同様です。弊社は埼玉県の入間ですが震度5強でした。


それでもビルがグラグラ揺れ続けたのです。時間にして1分以上でしょう。その後の余震も続き4時ごろまで何回も揺れました。埼玉でこうなのですから東北の方が感じた揺れは相当なものでしょう。

本震、余震含めると何百回と揺れていますので建物の釘やボルトやどんどん緩んできます。そうです。繰り返される地震で厄介なのはこの建物が緩む事です。木はまた痩せます。さらに緩んでいくのです。

今回の地震は津波の恐ろしさを再認識する結果となりました。津波の対策は木造住宅ではないでしょう。被災地の映像や写真を見る限り、木造住宅は基礎以外すべて流されています。しかし地震では建物の倒壊が免れれば少なくとも圧死しない訳ですから対策が打てる人は検討した方がよろしいでしょう。

制震技術にも色々あります。

  • 減衰ゴムを使用するもの 代表的なものがミサワホームのエムジオがそうです。一階の家の間仕切りに2枚減衰ゴムを採用したパネルを使用する方法です。

  • 油圧式ダンパーを使用するもの 減衰ゴムを油圧式装置に変えただけです。設置の計画は1階部分にパネル型を10枚程度入れるものと、小型の油圧式の装置を1階の壁に20から30箇所取り付けするものがあります。 株式会社トキワシステム

  • 制震テープを使用するもの これは建物全体に制震作用のあるテープを包み込むように貼っていく工法です。 アイディールブレーン株式会社

上記の会社以外にもありますが、当社で取り扱いが出来るものを紹介しました。当社紹介ページをホームページの左側にリンクしていますのでご覧になってください。再掲しておきます。

それぞれ特徴があります。油圧式のダンパーはリフォームでも使えるのがいいですね。

この制震工法は建物の揺れを吸収するので建物の一部損壊も半壊も起こりにくくなります。ということは万が一の地震の際、建物の修繕費がかさみにくい特長があります。建物の半壊はその修繕費用が新築と変わらないケースもあります。にも関わらず保険金が50%までしか出ないとなると大変な出費です。

これだと全壊したほうが良いのではと文句が出そうな仕組みで地震保険が成り立っています。一部損壊だと5%程度の保険金額と聞きます。しかも時価です。

これだと保険の意味がありませんね、そうです、制震工事をする事が保険になるかもしれません。命の保険と資産の保険です。是非検討してみてください。



このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

2011年3月25日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:建築技術

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ