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脱原発から太陽光励起レーザーへ

 

原発依存からの脱出はこの日本で可能でしょうか?おそらく可能でしょう。その根拠は今日本では殆ど原発が可動していないのに乗り切っています。一時期あった計画停電もなくなりYahooなどのホームページにも電気予報がなくなりました。また橋下大阪市長が朝まで生テレビで話していましたが関西電力に資料を提出させましたと、そして限界を超えるのは真夏の一番電力を使用するわずか5日間の資料を持ってきて電力が足りんと関西電力が言ってきたと述べていた。これらの事実からすると原発は元々必要なかったと言わざるを得ない。

確かに化石燃料への負担は大きくなりますが福島原発をみての通り、あの状態で原発に電気を依存するのは間違っていると思います。経済的に云々いうより、原発により地方の活性化云々言うより、単価がどうのこうの言うより一度汚染された山河や自然は簡単には元に戻りません。 今回は建築の内容とは違いますが太陽光励起レーザーへの期待を込めて投稿します。

 

 

原発から出る核廃棄物は今の人類の技術では無毒化は出来ないらしく地中に埋める以外方法がないそうです。ご存知の方は多いと思いますがどれぐらい管理するのでしょうか?

100万年単位らしいです。 100万年

ですから原発は「トイレなきマンション」と呼ばれるのです。トイレのないマンション、それは悲惨ですね、有り得ません。その有り得ない構図が成立しているのが原発なのです。色んな立場の人がいるから気分を害するかも知れませんが個人的に原発は全面廃止です。安全神話は崩れました。仮に地震で大丈夫でも戦争が起こりミサイルが落ちたら原発はどうなるでしょうか?

例えば北朝鮮が福井原発にミサイル一発ぶち込めば日本列島は汚染されて住めません。戦争は起こるはずがないと主張する人は能天気な坊やと同じで常に世界で紛争が起こっているのです。日本で起こらなくても世界で起こりえます。もはや原発は爆弾を抱えているのと同じなのです。

 

太陽光励起レーザー|マグネシウムエネルギーを知っていますか?

 

今回はどこまで実用化が進んでいるかは不明ですが太陽光励起レーザーを紹介したいと思います。これは何かと簡単に言いますと発電機です。太陽光をレンズで集束し摂氏2万度のレーザーを作ります。これを酸化したマグネシウムに当て純粋なマグネシウムに精錬します。

この精錬したマグネシウムに水を反応させると水素が発生します。この水素を空気中の酸素と反応させて電気を生み出すのがマグネシウム燃料電池。それと水素の燃焼で生じた高温高圧水蒸気を利用するのがマグネシウムエンジンです。エンジンは要するにタービンを回す事にあります。電気を生むにはタービンを回すのです。水力発電、火力発電も同様、原発も水蒸気を作りタービンを回すので同様です。

 

この技術を知ったのは2007年の11月号に掲載された日経サイエンスの記事で日頃付き合いのある不動産屋さんの方から聞きました。カラーコピーを頂きその記事が手元にあります。この不動産屋さんと私はこういった話が好きで仕事の話も設計から不動産コンサルタント、パソコンのソフトから科学の分野までと色々話をします。

この時あと10年後には実用できると聞いていたのですが最近一向にマグネシウム発電の事は聞きませんね、まだまだ技術的な問題がクリアされていないのでしょうか?手元に記事があり詳細が載っているのでPDF化しHPにリンクしようとしましたが、日経サイエンスでバックナンバーがダウンロード販売をしているので止めました。営業妨害を言われるのが嫌ですから、それで興味のある方はご購入してみてください。リンクします。

 

日経サイエンス

購入よりただで見るなら東工大クロニクル こちらは日経サイエンスより情報量が少ないですが・・・

 

元来マグネシウムは精錬するのにすごく金がかかる。この壁を突破したのが励起レーザーの技術で摂氏2万度まで上げれば精錬できるのだそうだ。そしてマグネシウムは海にたくさんあるので困らない。そして水が大量に発生するので真水に困っている人達に供給できる。使い終わったマグネシウムは酸化マグネシウムに変わるので又精錬すればよい。励起レーザーは太陽光なので無限にあると、しかもマグネシウムのエネルギー量はすごく高く水素電池と変わらないそうだ。

おまけにマグネシウムは650℃以下では点火しないし、水素みたいに圧力ボンベも必要ない、そして保存もきくという代物だ。こんな夢みたいな技術があるならドンドン金をつぎ込み技術開発して欲しいものだが、そういう話は全然聞かない。これが少し気になるが今現在どうなっているのか、実際現実問題クリアするべき問題が大きいかも知れない。それを指摘している記事を発見したので紹介したい。

ロイターブログ討論×闘論  この記事のコメント欄で色々議論されています。参考になるので是非読んでください。

 

太陽光パネルで発電する太陽光発電、これが作り出すエネルギー効率は10%程度だと言われています。残りの90%の太陽光はエネルギーとしては取り出せていないのです。この励起レーザーはどの程度かは知りませんがそれ以上でもそれ以下でも肝心なのは再生持続可能で環境に優しいところです。 この大事な部分は見逃せません。何でもかんでも高効率を目指すのが正しい事ではないのです。何でもかんでも合理化を目指すのが正しい訳ではないのです。

以前ソフトバンクの孫社長が「生まれてきた使命を果たす」 「知って行動せざるは罪である」と言い、個人資産10億円を使い、自然エネルギー財団を設立しました。最近はあまり報道されませんが徐々に活動されている事とは思いますがこういう一見効率の悪いシステムが時間の経過とともに大きな実を結びエコな環境を実現させるのです。

 

私は太陽光励起レーザーの実現を大いに期待しております。

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2012年2月28日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:夢空館blog

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