過去記事 — ヨーロッパ産タイルは値打ちがあるか？

その中で当社と大手輸入住宅メーカー○○ホームさんとの
比較検討の中で出た言葉なのですが、当時当社もブルースホーム
に加盟していてベルギー産タイルが標準でした。
見本を見せるだけでどこのタイルかは詳しく説明しなかったと
思います。

そしてそのお客様は続けて
「屋根ですが瓦オプションが通常
１５０万するところを５０万に特別奉仕させて頂きますと言われ
決めようかと思っているのですが」と半ば興奮気味に話しておられました。

このお客様の家の大きさは忘れましたがおそらく３０～４０坪ぐらいでしょう。
総２階なら屋根面積×勾配伸び率ですから大した面積ではないです。

お客様に私が話したのは元々ある屋根から変更で瓦に
変えたとしても当社でも５０万程度から以下です。と

そして原価は３０万程度だろうと話したのを憶えています。

だから最初の１５０万はただ価値を持たせているだけですよと話しました。

またヨーロッパタイルですが当社もヨーロッパ産でベルギー産だと
伝えました。又それ以外、日本にあればどこの国の物でも対応
出来ます。と言いました。

そして続けてタイルそのものはホームセンターでも売っていますし、
どこにでもヨーロッパ産はあります。と答えました。

つまりこの会社はこのお客様に箔を付けたかったのでしょう。

日本ではヨーロッパやアメリカの名前と使えば無意識に箔を
付ける人が多いものですから、それを活用したものと思われます。

どこの国でもそうですがいい物は高く、そうでない物は安い。
そしてどこの国でもいい物があれば、粗悪な物もある。

これは当たり前です。

カインズホームにもヨーロッパ産のタイルがありますし、
当社リンク先のサンワカンパニーでも売っています。
しかも安いです。
決してビックリするような金額ではありません。

○○ホームさんが、実際どの程度の瓦とタイルを使っているのか
掴んでいないのであからさまに当社と同程度とは言えませんが
大きくずれる事はないでしょう。

話しているうちにお客様の声はトーンダウンしました。
私が夢を壊してしまったかも知れません。

色んなお客様から色々な他社での話を聞きますが
私には自信を持って○○ホームさんの様な話は出来ません。

だって瓦に関しましてはちょっと調べればわかる事ですし、
タイルの件も箔が、ただの箔だと知られれば、そこから先の商談が
うまくいくはずありません。　

このお客様は数社との相見積もりを経て、結局は近所の工務店に仕事を頼んだ
そうですが、きっと満足のいく家を建てている事と思います。