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過去記事 — 建築の補助金について2010/4/22

建築業界は住宅版エコポイント、長期優良制度、住宅ローン
減税の強化、贈与税の非課税枠拡大と政府はそれなりに
景気浮揚を促すよう対策を打っています。

ここで私なりの意見を言わせてもらえばエコポイント
も長期優良住宅も、また今あるのか知りませんがNEDOの
高効率エネルギーシステムの補助金などの類ですが
補助金をもらうのに、かなりグレードの高い家にしないと
いけません。

断熱の強化、サッシの強化、エコキュートなどの高効率
の設備、劣化の軽減や維持管理の配慮などいずれもお金の
かかる家になってしまいます。

確かに地球環境のCO2を削減しなければならずこれらに
力を入れないといけないのは分りますが、現実は年収が高くないと
買えるはずも無く、また親などの援助や貯金が多くないと
これまた買えず、結局は建売住宅に落ち着く、あるいは
補助金をあきらめ性能の低い家に甘んじるしかない人が
多いのが現状ではないのでしょうか?

数年前ですが私は特にNEDOでの説明会に参加した時に痛感をしました。

「結局は金持ち優遇の措置であると」

当社の家は基本性能は高いのですが予算の足りない人には
仕様を下げて頂き、コスト的にも満足して頂くよう気を
付けています。

そうです、お金の足りない人はグレードを下げるしかないのです。
性能を高くしましょう、いい家をたくさん日本に建てましょう。
これは私も社会活動していて大賛成です。

しかし絵に描いた餅は食べれません。土地本位主義の日本で
土地代を含めるとアメリカの家が2軒買えるほど日本の住宅は
高いのです。

日本人の年収から土地の区画割、大きさが大体決められ、これまた
年収から逆算しての建築物にしないと多くの人が家を購入
出来ないのです。それが建売住宅の存在する意味なのです。
市場原理主義からして当然このような商売の仕方になり、年収の
さほど高くない層の人たちには大変ありがたい存在なのです。

この圧倒的に多い層にアプローチする政策ではなく、建築の補助金
の場合、比較的金持ち優遇の政策をしているのが今の補助金制度では
ないかと私は思うのです。

そこで私なら住宅を買う人は家に係る消費税を免税します。という
補助金ならどうでしょうか?これなら新築・中古に関わらず市場が
賑わうのではないでしょうか?

またこれなら今ある補助金がらみの官民における人員の増員も
防げると思います。補助金をやる事により非常にややこしいシステムの
構築をしなくて済む事、これは申請や書類作成、設計士や工務店
の人たちの事務作業の手間も減らせます。

補助金制度によって生まれたかどうかは知りませんが、余計な特殊法人
なども作らなくて済みます。何より年収の低い人達にも住宅が買えるように
なると思います。グレードを上げる必要のない家ですから。見方によりますが
これから温暖化です。夏の暑さだけ我慢すれば日本ではヨーロッパ並みに
しなくても良いのではありませんか?

話戻って、消費税免税だけなら何より手続きが簡単なので現場着工も早く出来、結局
は引渡が早く済み、経済も早く回るようになると思うのですが・・・

とまあ、適当に無い頭で考えてみたのですが、如何でしょう・・・・
今回は当社で販売している性能の高い家の話ではなく、矛盾した発言をしましたが
たけうちハウジングではお客様の限られた予算を最大限生かせるよう配慮した住宅を提供
する姿勢でいますのでこういう意見になりました。
では、また

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2011年2月7日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:夢空館blog

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