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過去記事 — 消費税10%になったら家は売れるのか?2010/6/22

ここに来て消費税アップの話が出てきました。
民主党は4年間は消費税は上げないとしましたが
政権交代し予算を組めるようになり、野党では見る事の
出来なかった細かい財政事情を知ることにより、そして
この不況により税収の落ち込みにより消費税アップやむなし
となったのでしょう。

実際メディアでもそういう風に取りざたされています。
国際競争力に勝ち抜く為に法人税を大幅に下げる必要性に迫られ、
高齢化時代に向けた社会保障制度の確保、医療制度崩壊回避
など税金がないと国は存続できませんので消費税アップは
やむなしなのでしょう。

しかし皆様ご記憶おありでしょうが消費税が3%から
5%にアップしただけで強烈に景気が悪くなりました。
住宅は駆け込み需要だけで5%になった途端、パッタリ客足が
遠のき職人さんたちも仕事がないかー、ないかぁーの連発でした。

新築住宅1棟請負が2000万だとしましょう。すると現状
消費税は100万円です。これが10%だと200万になるのです。
一体だれが200万もアップする住宅を購入するのでしょうか?
住宅ローンも余計に200万多く借り入れなければならず、実際
現場から言わせてもらうとあと100万予算があれば何とかなるのに
という案件がすごく多いのです。

住宅ローンの審査も同じであと100万何とかなればなぁ~と
いう案件が多く、その100万の為に住宅購入をあきらめなければ
ならないケースもあります。

不動産も同じです。建売でも中古でも消費税がかかる場合はあと少し
予算があればと思う案件が多く、そのぎりぎりのせめぎあいでお客さんも
業者も苦労しています。

それなのに消費税10%になったら止めを刺されるような感じがします。
住宅を購入するチャンスが大きく減り、実際建築不動産業が停滞する事は
国内の経済に大打撃をこうむるのです。裾野の広い分野ですから・・・

戦後50年の輝かしい時代と同時に体内に毒が蓄積するように
くされ自民党が政治を私物化し取り返しのつかない体質へと日本を
変貌させました。

世界の潮流からみて法人税引き下げは必要でしょう。
しかし消費税10%は容認できません。誰もが感じる税金の高さ、
はっきり言って税金は高すぎます。きちんと払うのが困難に
なって来ました。そういう人は多いはずです。

この不景気で建築業界は青息吐息で仕事が激減しております。
多すぎた業者をふるいにかけている状況だという人もいるかも
知れませんが今の日本の産業は1次産業2次産業に向いておらず
3次産業ばかりが目立ちます。

はっきり言ってこの分野は別になくてもいい産業が多く、ここで
大きな雇用を生む状態にはなっていますが人が生活していく上に
おいて必須ではない為、矛盾が生じるはずです。

専門的な事は分りませんが、バランスというか、役割というか
例えるなら10人しかいない村人に1次産業、2次産業に従事する人が
各一人でサービス業など3次産業に従事する人が5人いたとします。
あとの3人は老人と子供、その他とします。

するとたった二人で10人の人たちを食わせなければならないのです。
もし3次産業に携わっている人たちが鍬を持ち網を持ち、働くならば
10人を養うのは楽なはずです。

いやあ、この分野は金がある日本が外国から安く購入すればええやないか
という人もいますがそれにしてもバランスが悪いと思います。金の価値と
いいますか、1次産業2次産業に従事している人が生み出す価値が低い
評価をされすぎているのではないかと思います。

人は本来食わなければ死ぬしかないのです。アイパッドやゲームもいいですが
なくても死ぬわけではありません。

何か話がずれてきましたが、ようするに税金は高いからこれ以上国民に
負担を強いるなと言いたいです。まあ、社会構造から見直さないと
破綻に向かうだけだと思いますが・・・

では、また

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2011年2月7日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:夢空館blog

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