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冬将軍が去り立春を迎えました。

寒かったです、やたら寒い今年の1月でした。底冷えする季節が
去り始め立春を迎えました。寒さも緩み始め春到来という事でしょうか。

さて住宅ではどうなるか、この寒い季節になりますと住宅
購入検討者は床暖房や暖炉、薪ストーブに関心を寄せます。
昨今薪ストーブの需要が増えているみたいです。
実際の熱効率も暖炉より上だという事を聞いた事があり、
価格も導入費含め、暖炉より安く付きます。

薪ストーブは針葉樹を使用しない方がいい薪ストーブと
樹種を選ばない薪ストーブがあります。ただ針葉樹は炎が
強く燃焼時間が短いので理想は広葉樹の方がいいでしょう。
ただ薪代は高く付きがちですが・・・

では、この薪ストーブ一体いくらぐらいするのか?ですが
本体そのものはそれ程高くなく、輸入メーカーの信頼のおける
ものでも20~30万あれば買えます。

お客様もそれを見て「何だ、高くないな」とおっしゃる方が
いるのですが、薪ストーブ本体だけでは駄目で煙突があります。
この煙突を付ける工事が意外に高く、また薪ストーブ本体も
設置工事にお金がかかります。薪ストーブだと熱の影響を躯体に
伝えない為に壁に床に耐熱レンガやタイルなどを張る処置が
必要になります。また壁などは空気層を作らねばなりません。
一切合財いれると原価で100万ぐらか、高くても120万ぐらいになります。
これに利益を入れる訳ですから決して安いものではありません。

高気密の家だと意見が分かれますが、原則空気導入口を設ける
ようになるでしょう。何故かと言いますと高気密の家の場合、キッチンの換気扇を
使用の際、薪ストーブの煙が逆流するケースがあるからです。

床暖房ですが、基礎の耐圧盤自体蓄熱させるものと耐圧盤の
上に蓄熱体を設置するもの、またフロアーの下に発熱体を
設置するものが大きくあります。何で築熱するか、方法は問いません。
こんな感じのものが床暖房としてあります。また床下に
エアコンを設置する工事もあります。

いずれにしろ基礎断熱が必要になり、どの方法を取るか、
白蟻対策をどうするかが肝要になり、この基礎断熱はおろそかに
は決してしてはいけません。白蟻さんがかなり恐いです。
私はいつも基礎断熱の話しになると100%安全といえる工事
がなく難渋するのですが、一番安心と呼べる施工方法はターミメッシュ
の使用でしょう。

ターミメッシュは物理的に白蟻の頭が入らないようなステンレス製の
メッシュなのです。これを基礎の立ち上がり、耐圧盤の内側、外側、
水道管のスリーブ周辺などに施す工事なのですが、この建材の存在に気付き、
施工方法も大体これでいけるだろうと苦心して考えたものが
販売元であっさり断られた事があります。2年ぐらい前なのですが・・・

理由はこの施工方法とターミメッシュ、ソーラーサーキットだった
と思うのですが、特許申請しておりました。結論は当時出ており
ませんでしたがこれが理由で販売元が責任施工で施工しない、材料自体も
特許に触れるからという理由で断られて憤慨したのを憶えております。

そういえばあれから数年、特許取れたのかなあ、後で調べよっと。

このターミメッシュ、九州大学が研究で実験棟を種子島かどこかで持って
いまして、色んな工法で白蟻の被害を研究しておるそうです。
この研究内容は大学の先生から直接対面で聞きました。私は他の要件で先生に面談を
申し込んだのですが、この件もテーマとして以前より持っていましたので
質疑応答形式で答えてもらいました。

覚えている内容を報告させて頂くなら、白蟻の被害はすさまじく
実質被害が出なかったのは唯一ターミメッシュの使用だけだったそうです。
その他の工法、処置は樹種や木の乾燥状態に関わらず、程度の差こそあれ
食害が出たそうです。この内容は一応白蟻の専門書を読んでいたとは言え、
ショッキングな内容でした。

イエシロアリは特に最悪で埼玉地域はそんなに聞きませんが、日本海側
西日本はほぼ分布しております。以下のリンクを暇な時でも見てください。

白蟻さん、こんにちは!

離し戻って、あと暖房するとなれば、通常のエアコンか、室内に設置する
築熱暖房機、となります。築熱暖房も暖炉や薪ストーブ同様
場所をとり、移動できないのが難点となります。
エアコンは風が吹くし、もう一つ暖かさという観点からすると
もう一つと感じる方もいらっしゃいます。

と言う事で今回は暖かい暖房の話と白蟻の話でした。
では、また。

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2011年2月7日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:夢空館blog

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