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徐々に明らかになる原発の虚構

昨日テレビで触れていた原発の発電コスト

昨日テレビで報道番組を見ていたら原発の発電コストに触れていた。他国と比べて日本の電気料金は最も高い部類に入るらしい。そして他国での原発の発電コストは安くないと。にも関わらず、日本の電気料金は他国と比べて最も高い電気料金なのに、原発の発電コストは他国より最も安いとコメントしていた。


このブログで少し前にソフトバンクの孫社長が自然エネルギー財団法人を設立した事を伝えた。孫社長は政府の原発推進政策にはプロパガンダが入っており、現状の原発コストは出鱈目であるとおっしゃいました。昨日の報道番組でも原発の発電コストはキロワット12円以上の試算を出し、水力発電や火力発電よりコスト高となっていた。


国のエネルギー白書はキロワット5円ちょいである。そして昨日テレビで出ていた大学教授(名前や大学は失念)は独自に調査を10年以上続け、発電コストをはじき出した。大学教授はまずこれを見てください。とある書面を番組記者に見せた。


その教授は原発のコストに関する項目を洗い直す為に情報公開法を使い求めましたが、そこで出てきた資料はほとんどが黒塗りされており、皆目見当が付かない書面しか手渡されなかったのである。これではまともに発電コストを調べられる訳がなく、教授は独自に一から調査しました。その結果が原発の発電コストキロワット12円以上と言う内容だった。


更にこの12円には核廃棄物の処理費用が全く含まれておりません。また今回の事故で20兆円とも言われている損害賠償があるのです。当然これも加味しておらず、誰が考えても原発の安い発電コストはあり得ません。


このように国が発表しているエネルギー白書は全くの出鱈目で、本当のことを国民にひた隠し続けているとしか思えないのです。


原発事故でも同じように事実を隠している。


今では誰もがご存知ですが、震災以後の原発の事故での東電含む国の発表は隠し事が多かったです。15日時点でメルトダウンしているのに認めず発表しない、放射能数値もあえて言わない、放射性物質の詳細も後出し、スピーディーにより、どの地域にホットスポットが出来ているかを把握しているのに避難をさせずほったらかす。そういえばしょっぱなは深刻度レベル7からでしたね。


と今では誰もが報道で知りえた愕然とする内容を隠し続けていました。まだ当然隠しているでしょう。国民は原発発表を信じられなくなりました。


たしかにいたずらに全てを報道し、パニックを助長するような事はいけません。しかし最低限の発表はするべきだったのではないでしょうか?


特に飯館村にホットスポットが形成されているのを知っているのに避難をさせなかったのは許せません。そこまでして体裁を保っていたいのか! 情報を伝え、なりふり構わず避難をさせるのが勤めではないのか!


被曝線量年間20ミリシーベルトの基準設定もそうである。あれだけ世間が騒いでいるのに改めようとしない。赤ちゃん、子供の命をどう考えているのだろうか?ここに中部大学の武田邦彦氏の記事を参考にリンクしたい。


ここに書かれている事が全て正しいとは言いませんが、子供持つ親としてはとても心配する内容です。そういえば以前IAEA(国際原子力機関)がやってきて、色々言っていましたね、それで日本政府はIAEAと異なる見解を示し、「直ちに健康を害するものではない」を連日連呼していた。枝野官房長官は連呼班かと言いたくなる。


まだまだ収束していない原発事故、日本の力と誠実さ、国民の民力が問われる災害事故となってしまった。我々には子供がいます。子供には輝く未来があります。その未来を摘み取らないような事故処理を望みましょう。

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2011年6月17日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:夢空館blog

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